MENU
6月29日

セレモ プロフェッショナルに訊くvol.1 「より使いやすいホールを目指し建て替えやリニューアルを次々に実施」

ハートtoハートvol.114より
「セレモ プロフェッショナルに訊く」

 

今回のプロフェッショナル
株式会社セレモ常務 神子猛司氏

 
 

時代の変遷とともにお葬式の様子も様変わりしてきています。従来のように大勢の会葬者をお招きするものから、家族葬のようなコンパクトなスタイルを希望する人が増えてきたり、また一般的な白木祭壇だけでなく、個人様の個性を反映したオリジナルの祭壇を好まれるなど、お客様のニーズは多様化しています。セレモではより満足いただけるお葬式のために、日々お客様の言葉に耳を傾けています。それをどのように結実させているのか、常務の神子さんにセレモが取り組んでいることについて伺いました。

 
 

ホールを新しくしていますが、全てのホールが対象なのですか。

 

そうです、セレモのホールは千葉県を中心に、東京都、茨城県を合わせて現在33カ所ありますが、だんだんと古くなってきたホールも出てきました。お客様にどれだけご満足いただけるかということを考えると、建物自体、ハードの部分をリニューアルする必要性が出てきたのです。バリアフリーはもちろんのこと、より快適に過ごしていただける空間づくりが必要ですよね。例えば、これまでの証明はやや暗い印象があります。葬儀場ということを考慮して落ち着いた雰囲気を重視した結果のことだとは思いますが、これをLED照明に変えることでがらりとイメージは変わります。やはり今の時代は、お客様の気持ちとしても明るい場にいる方が心地よさを感じるようです。
照明はひとつの例ですが、インテリアや式場の使い勝手を考慮していろいろな部分で大々的にリニューアルを行っています。なかには全く新しく建て替えをするケースもあり、広々としたロビーを作るなど、まさにイメージが一新されてしまうホールもあります。今は取手駅ホールの全面改装に着手するのを手始めに、順次古くなったホールを新しくしていきます。3年くらいの間にはすべてのホールが整えられるという計画です。

 

親族控室の充実にも力を注いでいるそうですが?

 

最近は家族葬のニーズが高まっており、事前相談会にお客様がいらした時に、渋滞の広い式場をご覧になると「うちにはちょっと広すぎる」と思われる方がいらっしゃいますので、リニューアルに際しては小規模のお葬式に適したものに変更しています。そのかわりに親族控室は充実の設備に作り直しているのが特徴と言えますね。式場はコンパクトに、控室は広く快適に! ということです。
親族の控室は一つの式場に一つずつ併設しているものですが、これまで畳敷きだった部屋を洋室にしてベッドを置くなど全く違うものに生まれ変わっています。洋室には床暖房を供え、大型テレビも設置、ミニキッチンには冷蔵庫、電子レンジも完備して、浴室は足者が滑りにくくやわらかい素材で作るなど、お客様からは「ホテルのスイートルームのようでとても快適でした」という声が寄せられています。事前に控室をご覧になった方からは「控室がこんな素敵なところとは思わなかった。ここに泊まれたら気持ち良く過ごせますね」と必ずご利用いただける結果となっています。どこのホールをご利用いただいても、同じ改定期差が提供できりょうにしているところです。

 

よりよい家族葬をするために何かアドバイスはありますか?

 

故人様をよく知る身内の方だけでお葬式をしようというのは、家庭的な雰囲気を大事にするものでとてもよいことだと思います。悲しみにくれている時に、あまり面識もない会葬者に気を配るのは精神的に楽なことではありません。そういうメリットもあるのですが、デメリットもあることを必ずお伝えするようにしています。それはご近所の方や知人の存在です。身内だけでお葬式を済ませると、葬儀が終わったあとに線香だけでもあげさせてくださいという来客が絶えなくなってしまうのです。日本人は義理堅い方が多いですから葬儀に参列できなかった方は、お香典を持ってお線香をあげにいらっしゃるものです。そのつど低調に対応し、個人について葬儀の様子について一から同じことを繰り返しお話しなくてはなりません。四十九日が過ぎるまでは、色々とやることも多いのでこれはちょっと大変です。ですから、ご近所の方や近しい知人の方だけはお呼びした方が、あたとのことを考えると楽になりますと、お話しするようにしています。

 

故人膳の利用が多いそうですが、どのようなものなのでしょうか?

 

そのご質問はよく受けます。故人膳というのは通夜振る舞いのときに皆さんが召し上がるものではなく、故人様に対して特別に作る料理のことです。これまでは通夜振る舞いの料理の中から故人様がお好きだったものを少しずつお皿に取り分けて、日本酒かビールとともにお供えして、ではみなさんもいただきましょうという流れが一般的でした。でも今の故人様の状況を考えると、長く入院をしていて好きなものを食べられなかったり、お酒や甘いものも制限されるなど、食事に関する思いを叶えられないままお亡くなりになるというケースが多々あります、
喪主様に故人膳のお話をすると、いろいろなご要望が出てきます。お好きだったものを伺って5品くらいお供えすることが多いのですが、中にはステーキが好きだった、焼肉を食べたがっていたからというご要望もあります。ステーキでしたら焼きたてをみなさんで切り分けてもらいソースもかけて「おじいちゃん食べてね」などとひと声かけながらお供えしています。こうしてまず故人様に召し上がってもらってから、通夜振る舞いがスタートします。食後はお供えしたものを下げて、もう一度温め直してから皆さんでいただくこともあります。ステーキや焼き肉の場合は皆さんでいただくことが多いですね。もちろんそのままお供えしておいてほしいという場合もあります。いずれも喪主様のご希望に沿うことが大事です。
故人膳をお出しすると「ずーっと食べられなかったから、よかったね」とお客様がしみじみと感動してくれます。地方から参列された方などは写真を撮っていきますから、ここまでやっているのは珍しいのだと思います。果物を要望される場合もありますが、たとえ季節外れであってもできるだけ手を尽くして探すようにしています。こうしてご遺族の思いを形にできると本当に喜んでいただけますし、故人様の願いも叶うことですので、やりがいも出てきます。
これからもよりお客様にご満足いただけるよう新しいサービスの提供を研究してまいります。

千葉・船橋の葬儀なら
[小さな家族葬]byハートフル
小さな家族葬は、常にお客様の立場になってご提案から当日までお付き合いをさせていただきます。
対応エリアは千葉全域から船橋まで対応いたします。安心のセレモグループです。

PAGE TOP