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小さな家族葬とは?

「葬儀は身内だけで行いたい」
近年ではそうおっしゃられる喪主の方が多くなっています。

葬儀は喪主にとってはとても大変なものです。大勢の弔問客がいらっしゃるとそれだけの多くの人にお礼や挨拶など、多くのことに気を使わなければなりません。
中には故人様とのみの付き合いであったため、どのような間柄なのかわからない方などもいらっしゃいます。葬儀をつつがなく進めていくためにはそうした方たちに失礼なく葬儀を執り行う必要があるのです。

近年ではインターネットを通じて様々なサービスの比較ができるようになりました。葬儀に関しても多くの情報をインターネットから知ることができます。

例えば、「旅行」といっても価格やサービスを見分け、安く、良質なサービスを提供している企業などをWEBサイトやスマートフォン、アプリなどから選ぶことができるようになりました。

葬儀業界も以前は葬儀の内容などは、実際に葬儀を執り行った人や葬儀社の方に訊くしかありませんでした。
しかし現在ではインターネットをはじめ、多くのメディアから葬儀に関する情報を手に入れることができます。
価格の比較、葬儀の形式の比較、それぞれの葬儀社のサービス内容の比較などを消費者自身が行い、状況に合わせた葬儀を行えるようになってきたのです。

そうした中で、家族葬という葬儀の形式に注目が集まっています。
親族、親しい方たちのみで少人数で行う家族葬は、故人と最後のお別れをゆっくり行いたいという多くの方のニーズにお応えした葬儀の形式です。

わたくしども「ハートフル・小さな家族葬」でもそうしたニーズにお応えするため、あたたかでささやかな家族葬を行うお手伝いをさせていただいております。

小さな家族葬の価格に関して

家族葬ではかなり低額な予算から葬儀を行うことができます。

しかし、「安い=価値がない、品質が低い」のでは? と考える方もいらっしゃるでしょう。しかし、「小さな家族葬」の行う家族葬は、生花祭壇や位牌写真、枕飾りや後飾りなど通常の葬儀を行う際に必要なものを全て取り揃えて葬儀を行うことができます。

家族葬は遺族や親族、生前とても親しかった方たちなどと少人数で行う葬儀のことです。あらかじめ取り決められた方のみが葬儀に列席するため、訪問客に対応する必要がないため列席した方のみでゆっくりと故人様とお別れを行うことができます。

プランも1日(通夜なし)、2日(通夜あり)がございます。身内の方だけで式を執り行うことになるため、列席される皆様のスケジュールに合わせてプランをお選びいただくことができます。

以前は「密葬」とも呼ばれ、何か特別な事情がある方や、一般葬を執り行うと非常に多くの人が弔問客として訪れてしまう方のみがこの形式での葬儀を行っていました。しかし、ゆっくりと故人様と向き合い葬儀を行うことができるこの形式の葬儀は、「家族葬」と名前を変え、現在では葬儀の過半数がこうした「家族葬」の形式で行われるようになってきています。

亡くなられる方が高齢化していることもあり、一般葬を行うと中には病気や体調不良を押して葬儀に参列される方もいらっしゃいます。そうした方に気を使わせず、お通夜や葬儀が終わったあとに体調の良いときに列席してもらうという心配りも家族葬が広く行われている背景にあるようです。

家族葬の費用相場

ハートフル・小さな家族葬の参考金額

1.1日葬プラン(通夜なし) 13万9千円~27万円
2.2日葬プラン(通夜あり) 39万円~49万円

とてもリーズナブルですが、生花を利用した祭壇や遺影、亡くなられた直後に置く枕飾りなど一般葬と遜色ない充実した内容でお別れをすることができます。
プラン内容の詳細についてはそれぞれのプラン内容をクリックしていただくことによってご確認いただくことができます。

一般葬の費用相場

1.様々な要望もありつつ費用を極力抑えた方の事例 100万円前後
2.料金と内容のバランスを求めた一般葬の事例 150万円前後
3.会葬者が多い一般葬の事例 300万円以上
※あくまで参考例です。規模によっては300万円以上の費用がかかることもあります。

一般葬・家族葬(密葬)のメリット、デメリット

一般葬でも家族葬でもメリット、デメリットがあります。納得のいく葬儀で故人様を送り出すためには、それぞれの葬儀の特徴をきちんと理解してから葬儀の形式を選択すべきです。

ご家庭の事情や親族の方の意向、故人様の遺言など、葬儀はそれを行う人によってそれぞれの事情があります。この葬儀を行わなければならない、この葬儀が一番という形式はありません。それぞれの事情にあった葬儀の形式で故人とお別れするのが一番良い方法です。

一般葬のメリット

一般葬のメリットは故人と生前にご縁のあった多くの方が一度にお見送りができるという点です。訃報を知った方が一度にお集まりいただくことになるため、葬儀を行ったあとで故人様の知人の方同士で旧交を温めるという風景を目にすることもあります。

家族葬のデメリットでもある、葬儀に弔問できなかったため後日改めて訪問されるという点に関しても対応できていることもメリットです。
故人様の弔問に訪れる方が非常に多い場合には、葬儀に参列してもらった方がいいかもしれません。

遺族や親戚以外の参列される方が十人を超える可能性がある、場合によっては百人以上の規模の葬儀になる可能性がある場合には一般葬を行った方が良いかもしれません。

一般葬のデメリット

葬儀のトラブルとしてよく言われるものは、「追加料金が発生した」というものです。
葬儀における追加料金の発生は主に、「もともとプランに含まれていなかったものをオプションで追加した」そして「参列者の方が予想外に多かったため、香典返しの物品が不足してしまい物品の追加をした」というケースです。

葬儀社にもよるところはありますが、追加料金というのは何かを追加で注文した場合にしか発生しません。

一般葬の場合には一般の弔問客の方が訪れます。そうした一般の弔問客の方が何人来るのか予想が付きません。場合によっては非常に多くの人が訪れることもあります。
この金額、と葬儀に使用できる金額がはっきりと決まっているのであれば一般葬ではなく、家族葬の形式で行った方が良いかもしれません。

家族葬のメリット

小さな家族葬は、追加料金は原則発生しません。
参列者の人数がほぼ確定できるため、予算を予め決めることができます。

家族葬のデメリット

身内だけで行う形式であるため、のちのち故人様が亡くなったことを知った家族葬に参列できなかった方から「お別れがしたかった」「声を掛けてもらえなかった」と言われることもあります。
また参列されなかった方の中には、後日自宅に訪問される外部の方もいらっしゃるため、弔問される方が多い場合には、しばらくの間そうした方への対応に追われてしまうこともあります。

また後日自宅に訪問される外部の方も多くいる為、当分は自宅で対応に追われてしまうこともあります。

しかし、それらをデメリットとして捉えるのではなく、弔問客の方が多くいそうな場合には対応を想定しておくことが大切です。
自分の身内に最後に逢いたいと来てくださるということはありがたいことと捉えることも大切かも知れません。

もう一つのデメリットとして、周囲の理解が得られるかという点です。

最近では家族葬が一般的になってきているため、理解をして下さる方が大半だと思います。しかし、中には昔ながらの考えで、家族葬への理解してくださらない方もいるかもしれません。
「故人が年配で知り合いがあまりいない」「故人がこじんまりとした葬儀を望んでいた」という事情をきちんと伝えることによって、周囲の方から理解をいただくようにしましょう。

小さな家族葬の注意点

葬儀を行う場合、遺言の有無で変わりますが、喪主はどの方に連絡をして参列していただくか決めることがとても重要です。
亡くなったあとに連絡を取った場合、連絡を受けた方はほとんどが参列してくださるでしょう。最も良い方法は、あらかじめ故人様の交友関係を知っておき、亡くなったときに連絡をする人を決めておくことでしょう。

家族葬に参列する方の範囲

家族葬に明確な参列される方の範囲は決まっていません。その葬儀ごとに参列していただく方を喪主の方が決めています。
そのため身内だけで静かに葬儀が出来る反面、その葬儀が家族葬であったと知っても「なぜ呼んでくれなかったのか」と訪問してくる場合もあります。
故人様と縁の深い方には、事前に理由を伝えて理解していただくようにしましょう。

家族葬というものをまだ理解していない方も多く、訃報を聞いて遠い親戚や知人、会社関係の方、ご近所の方が香典を送ったり、葬儀会場や日取りを訊ねてきたりするケースも考えられます。
その場合、しっかり家族葬であることを伝え、参列や香典のお断りをする場合は、その旨をお伝えすることが大切です。

挨拶状では、家族葬で行った理由を伝えるとともに、以下の要素を必ず入れるようにしましょう。

・逝去の日付
・生前の故人との親交に対する感謝
・葬儀を行った日付と、近親者のみで済ませた旨の報告

家族葬は葬儀後に事後報告でお知らせすることもあります。家族葬前に連絡する場合には「葬儀は家族葬にて執り行います」と、葬儀後に連絡する場合には「すぐに知らせなった事のお詫び」という文言をもりこんでお知らせしてください。

ときどき亡くなったことを知り、どうしても参列したいという方もいらっしゃいます。そうしたときには慌てないように対応をするようにしましょう。家族葬を行う前には事前に家族葬に対する知識を持つようにし、きちんと対応するようにしましょう。また、家族葬について分からないときは葬儀会社にアドバイスを聞くなど、慌てないように対応をしましょう。

通夜は行うべきか?

家族葬も一般葬と変わりありません。
ですから、通夜は原則行うとされています。

ただし、時間や予算の都合で通夜を行わない「1日葬」も、周りの理解が得られるのであれば選択肢の1つでしょう。

家族葬のマナー

一般葬・家族葬も基本的なマナーは変わりありませんが、家族葬の場合、通夜が無い場合や、その他プランによって一般葬とは異なる形式を取ることもあります。

家族葬の服装について

家族葬は身内だけで行うものではありますが、一般葬と同じように行う葬儀です。服装などのマナーに関しても一般葬と同じ服装を着用することが基本です。
ただし、喪主や親族と親しい場合、事情を伝えることで必ずしも喪服でなくとも良い場合などもあります。


喪服の種類

喪服には大きく分けて3種類あり、正喪服・準喪服・略喪服に分類されます。

それぞれの種類には格式があり、参列される方の喪主との間柄によって身に付ける喪服が異なります。喪服の格式は高い方から順に正喪服、準喪服、略喪服となっています。

葬儀において出席者の中で格式が高いのは、喪主、親族、知人という順番です。

知人の方が喪主以上の格式になってしまう可能性があるため、正喪服を着て参列することが失礼にあたることもあります。お世話になった人の葬儀だからと言ってグレードの高すぎる喪服を着用すると逆に失礼になってしまうこともあります。

正喪服

喪主や親族が着用します。

男性

黒のモーニングや紋付羽織袴。ネクタイ、靴下、小物もすべて黒で統一します。

女性

無地で黒のワンピースやスーツ、黒無地の着物です。
和装喪服(着物)は、喪主と親族のみが着用する事がほとんどです。

準喪服

喪主やその配偶者、喪主の親族より格式を下げた装いです。

男性

ダブル、シングルのダークスーツを着用します。

女性

黒無地や派手すぎないワンピースやアンサンブル、スーツを着用します。
いずれにしても色は基本的に黒で統一します。

略喪服

基本的に、正喪服、準喪服を着用するのが葬儀でのマナーですが、急ぎで喪服を用意できなかったり、親族の友人の方などであれば略喪服でも問題ありません。
基本的に男性、女性共にダークスーツ(黒・ダークグレー)となります。

葬儀の豆知識


喪服について

喪服のグレードを判断する材料として最もわかりやすいものとして、黒の濃さがあります。
一般のスーツですと黒といっても様々な色合いのものがあります。一方、フォーマルスーツは専門店で見比べてみるとその濃さの違いがはっきりとお分かりいただけると思います。
黒色が濃く明度が低いほど、値段も高く喪服として格式の高いしっかりしているものとされます。

礼服と喪服の違い

礼服は冠婚葬祭のときに着用する服のことです。
礼服という大きなジャンルの中に喪服というものがあります。礼服は着こなし方によって冠婚葬祭に使用することができます。一方、喪服は葬儀やお通夜などでしか身に付けることができません。
ネクタイの色やその他の服装マナーに注意すれば礼服は喪服として使用することができます。
服装マナーとして有名なのはネクタイの色です。葬儀のときに着用するネクタイの色は黒、結婚式のときには白のネクタイを着用します。

礼服は1着は持っておきたいものです。グレードの高い物を用意しておくといざという時に役立ちますので、所持していない方は思い切って1着購入することをお勧めします。

意外と困るお布施の金額

葬儀を執り行う際に、喪主や遺族の方から良くいただく疑問として以下のようなものがあります。

「お布施の金額には決まりはあるのでしょうか?」
「お布施の相場はいくらくらいでしょうか?」

お布施に明確な金額は決まっていない

初めての葬儀で一番分からないことがお布施の金額です。
なぜならお布施の金額は明確に決まっていません。

一般的な葬儀・お葬式でのお布施の時価感としては、お寺やお坊さん(僧侶)との結びつきによって、数万円~100万円以上まで開きがあるものなので一概には言えませんが、平均すると20~30万円程度になります。

お布施の地域差はあるのか?

関東と関西でお布施の値段には差があります。具体例を挙げるとすると、一人の僧侶(お坊さん)に、通夜、葬儀・告別式という形で2日間の読経をお願いした場合、関東圏内は20万円から35万円くらいと言われていますが、関西圏内では、20万円前後なようです。
関東のほか、中部地方でも同じくにお布施の値段が全国平均に比較して若干高い傾向にあります。

お布施はお寺の格式やお坊さん(僧侶)のスタンスによっても異なるため、地域差というよりは、宗旨・宗派での差や、「戒名」の中身による値段差のほうが大きいかも知れません。

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